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コラム COLUMN

2025.08.28

貼り箱とは何?魅力や種類・特徴を徹底解説

かぶせ式

商品の価値やブランドイメージを高めるためには、見た目や質感にこだわったパッケージを使用する必要があります。ギフト商品や高級商材では、手に取った瞬間の印象が購買意欲に直結するため特に重要です。

今回の記事では「貼り箱」に焦点を当て、定義や、種類別の特徴、選ぶ際のポイントなどを解説します。また、オリジナル貼り箱の製作を行っている弊社トップウェルのサービスについても紹介させていただきます。

貼り箱について知りたい方や、パッケージ選びで迷われている方はぜひ参考にしていただければと思います。

貼り箱とは?

「貼り箱(はりばこ)」とは厚紙などで作られた箱の芯材に、紙や布などの表面材を貼り合わせて仕上げた箱のことです。芯材がしっかりしているため強度が高く、輸送や保管時にも形が崩れにくいのが特徴です。表面材には、印刷紙、和紙、特殊紙、布地などが使われ、デザインや質感などの自由度が高い点も魅力です。

高級感を感じられる外観と耐久性の高さから、贈答品や高級ブランド品、ジュエリー、時計、化粧品、和洋菓子、酒類、文具などのパッケージとして使われることが多いです。

貼り箱の種類

貼り箱の主な種類として以下が挙げられます。

・かぶせ式
・インロー式
・BOOK式
・引き出し式
・丁番式
・2段スライド式

かぶせ式

かぶせ式
上下二つのパーツで構成され、上のフタ部分を下の身箱に「かぶせて」閉じる構造の貼り箱です。シンプルで扱いやすい形状で最も一般的な種類です。フタと身箱の高さや深さのバランスを変えることで、見た目の印象や開けやすさを自由に調整できます。

サイズや形の自由度も高く、使い勝手に優れていて、比較的低コストで高級感を演出できる点も魅力です。一方で、個性を演出するのは難しく、箔押しや特色印刷によって差別化する必要があります。ジュエリー・化粧品・お菓子・ギフトボックスなど、幅広い分野で利用されています。

インロー式

インロー式
身箱とフタの間に「中枠(インロー)」と呼ばれるパーツを挟み込む構造の貼り箱です。印籠式(いんろうしき)」とも呼ばれ、中枠があることでフタと身箱がしっかりと噛み合い、密閉性や安定感が高まります。

かぶせ式と比べると構造が複雑な分、コストはやや高めになりますが、その分、より高級感を演出でき、ワンランク上の仕上がりになります。高級時計、革製品、ジュエリー、化粧品、限定ギフトなど、特別感や保護性能が求められる商品によく採用されます。フタを開けた際に中枠が見えることで、丁寧なつくりを印象づけられ、贈答品としての価値も高められます。

BOOK式

BOOK式
本のようにフタが横に開く構造の貼り箱で、その名の通り本型の形状が特徴です。フタと身箱が一体化しているため、開閉がスムーズで、フタを紛失する心配がありません。開いた瞬間に中身が一望できるため、開封時のワクワク感を演出できます。

高級洋菓子やギフトセット、記念品、ブランド品のパッケージとして利用されることが多く、内装に仕切りやクッション材を入れることで、複数アイテムの収納にも対応可能です。また、外装や内側の紙貼りデザインを工夫することで、印象的なビジュアルにすることができます。機能性とデザイン性を兼ね備えたパッケージとして、贈答用やプロモーション用に人気の高い種類です。

引き出し式

引き出し式
外箱(スリーブ)と内箱(トレー)で構成され、内箱を横方向にスライドして開ける構造の貼り箱です。タンスの引き出しのように中身を取り出せるため、開封動作自体に特別感が生まれます。

高級スイーツやジュエリー、時計、化粧品など、高級感の演出が求められる商品のパッケージによく採用されます。内箱に仕切りや緩衝材を付けることで、複数のアイテムを収納することが可能です。また、引き出し部分にリボンやつまみを付ければ、開けやすさとデザイン性がさらに向上します。商品の価値を高められるパッケージとして人気があります。

丁番式

丁番式
箱のフタと本体が蝶番(ヒンジ)状に固定され、一体化して開閉できる構造の貼り箱です。フタが本体から完全に分離しないため、開封時に紛失する心配がなく、使い勝手に優れています。

高級ギフトや記念品、ブランド商品のパッケージとしてよく利用され、高級感や特別感を演出できるのが特徴です。フタの開閉角度を調整することで、見栄えを良くすることができ、商品展示にも適します。外装に布地や革調素材、箔押し加工を施せば、より重厚感や高級感を引き立てられます。また、繰り返し開閉しても構造が崩れにくく、長期保存や再利用にも適しています。デザイン性と実用性を兼ね備えた貼り箱です。

2段スライド式

2段スライド式
箱の内部に上下2段の収納スペースを設け、引き出しのようにスライドさせて使用する構造の貼り箱です。上段を引き出すと下段が現れるため、収納力を高められるのが大きな特徴です。

ジュエリーや腕時計、アクセサリーなど、小物を整理して収納したい商品パッケージに多く採用されています。また、菓子や高級食品の詰め合わせにも適しており、段ごとに異なる商品を配置することで、開封時の特別感や高級感を演出できます。外装デザインや内装の仕切りを工夫すれば、実用性だけでなく見た目の美しさやイメージの向上にもつながります。

貼り箱の種類を選ぶ際のポイント

貼り箱の種類を選ぶ際のポイント
貼り箱の種類を選ぶ際は、まず「用途」と「演出したいイメージ」を明確にすることが大切です。コスト重視であれば定番のかぶせ式を選ぶのが良いでしょう。ギフト商品用であれば開封時の高揚感を重視し、引き出し式など開閉動作に特徴のあるタイプが適しています。

高級感や重厚感を出したい場合は、インロー式やBOOK式がおすすめです。一方、店舗販売やシリーズ商品の統一感を出したい場合は、形状やサイズをそろえやすい仕様を選ぶとブランドイメージを保ちやすくなります。

また、商品のサイズや重量に合った強度も重要です。重いものや壊れやすいものを入れる場合は、構造が安定しているタイプや内装にクッション材などを入れた仕様にしましょう。さらに、保管や陳列スペースを考慮して、扱いやすさや形状の安定性も確認しておくと安心です。

デザイン面では、紙の質感や印刷・箔押しなどの加工によって、貼り箱の印象は大きく変わります。ブランドのイメージカラーや商品の雰囲気に合う素材や仕上げを選び、開封した瞬間に「特別感」を感じられるようにすることが、選定のポイントと言えるでしょう。

オリジナルの貼り箱を製作するなら

オリジナルの貼り箱を製作するなら
オリジナル貼り箱の製作をご検討中であれば、ぜひ「トップウェル」にご相談ください。トップウェルはパッケージの企画・デザインから製造・納品までを一貫して手がけている企業です。

様々な種類の貼り箱を扱っており、経験豊富なデザイナーが常駐し、素材選びや構造設計はもちろん、ブランドや商品の世界観に合わせたデザイン提案まで幅広く対応しています。国内外300社以上の提携工場ネットワークを活かし、特殊形状や複合素材など難易度の高い仕様にも柔軟に対応しております。小ロット・短納期に関してもお気軽にご相談ください。

本体パッケージの製作だけでなく、リボンやシール、ノベルティ、什器といった副資材までトータルでご提案可能で、売場演出やブランドイメージの統一など、販売促進に直結するサポートもしております。

検品・アッセンブリ業務に対応した専用の物流センターも完備しておりますので、納品まで安心してお任せいただけます。

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東京ショールームについて

東京本社3Fに併設されたショールームでは、フルオーダーで制作した多彩なパッケージサンプルを常時展示しており、素材の質感や仕上がりを実際に手に取ってご確認いただけます。

ご来社をご希望の際は、事前にお電話またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

【東京本社】
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貼り箱について

貼り箱は、見た目が良くて耐久性も高く、高級感や特別感を演出できるのが魅力です。贈答用やブランド商品の包装として利用されることが多く、かぶせ式や引き出し式、BOOK式など形状・種類も多彩で、用途やデザインに合わせた選択が可能です。

素材や加工方法によっても印象が大きく変わるため、商品の価値を引き立てるためには適切な種類・仕様選びが重要です。オリジナル製作によって、ブランドの世界観を反映した唯一無二のパッケージを作ることができるでしょう。

貼り箱の製作をご検討されている場合には、ぜひ弊社トップウェルお気軽にご相談ください。

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