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コラム COLUMN

2025.10.27

紙管パッケージとは?種類・特徴や製作時のポイント

パッケージには様々な種類・タイプがあり、商品や用途などに合わせて選ぶ必要があります。今回は「紙管パッケージ」に焦点を当て、主な種類やオリジナル製作する際のポイント・注意点などを解説します。

「紙管タイプのパッケージを採用したい」「オリジナルの紙管パッケージを製作したい」という場合には、ぜひ最後までご覧ください。

紙管パッケージとは?

厚紙を何層にも巻き重ねて筒状に成形した「紙製の容器・包装資材」で、一般的なダンボールや紙箱よりも強度が高いのが特徴です。外装部分を印刷やラミネートで装飾できるため、オリジナルデザインでの製作も可能であることから、幅広い業界でパッケージとして活用されています。

紙素材でありながら耐久性が高いことから、プラスチック容器の代替としても注目されています。リサイクルや再利用がしやすく、環境配慮型のパッケージとしてSDGsの観点からも需要が拡大しています。

主な用途

代表的なのは、ポスター・布地などの丸めて収納する製品の保護用ケース・パッケージです。外部からの衝撃に強く、中身を傷つけずに安全に保管・輸送できます。

また、お菓子・茶葉・コーヒー豆などや化粧品、ギフト商品などの販売用パッケージとしても使われています。アクセサリーや小物などの雑貨用のパッケージとしても適しています。

紙管の種類

紙管の種類

紙管にも様々な種類があります。ここでは「形状」「巻き方」に分けて詳細を解説します。

形状

丸型、オーバル型(楕円形)などがあります。丸型が最も一般的で、食品や化粧品、雑貨など幅広い商品で利用されています。

オーバル型はスタイリッシュな印象を与えることができ、アクセサリーやギフト商品のパッケージに適しています。フタの構造によっても印象が変わり、外側からかぶせる「かぶせ式」が一般的で、内側に差し込む「インロー式」は高級感を感じられ、密閉性にも優れています。

巻き方

巻き方による違いもあり、「平巻き」と「スパイラル」に分けられます。それぞれの構造や製造方法によって、見た目や強度、コストに違いが生じます。

平巻き紙管は、1枚の板紙を軸に対して垂直方向に巻きつけて作られるタイプです。シンプルな構造のため単価が安く、量産に向いていますが、スパイラル紙管に比べると強度はやや劣ります。軽量品や短期間の使用を目的とした商品パッケージなどに最適です。

一方、スパイラル紙管は、複数の紙をらせん状に巻き重ねて成型する構造で、高い耐久性と強度が特徴です。重厚感や高級感を演出できるため、ワイン・食品・ギフトなどの高付加価値パッケージに多く採用されています。

紙管パッケージ製作時のポイント

紙管パッケージ製作時のポイント

オリジナルの紙管パッケージを製作する際のポイントを「種類」「サイズ」「デザイン」「コスト・費用」に分けて解説します。

種類

先述した通り、紙管には多様な種類があり、使用目的や製品の特性によって適したタイプは異なります。例えば、軽量な雑貨や食品を入れる場合はコスト面に優れた平巻きタイプが適していますが、高級ギフトやコスメなどには高強度で見た目も美しいスパイラルタイプが最適です。

また、フタの種類や内装の仕様によっても印象が変わるため、専門業者の意見を取り入れながら選定することが重要です。

サイズ

中に入れる商品の大きさだけでなく、取り出しやすさや収納性も考慮して決める必要があります。内径・高さ・厚みなどの寸法を細かく設計することで、製品をしっかり保護できながらも無駄のないパッケージになります。

また、輸送や陳列のしやすさも考え、積み重ねや自立性を意識した設計を行うと、デザイン性と実用性の両立が可能になります。

デザイン

パッケージのデザインは、商品の印象を大きく左右する重要な要素です。形状やサイズだけでなく、色使いやロゴの配置、印刷の仕上げ方によって高級感や親しみやすさなど、与える印象が変わります。ブランドイメージを強調したい場合は、全体のトーンやフォント、パターンデザインを統一して一体感を出すのがおすすめです。

さらに、用途やターゲット層に合わせて、シンプル・モダン・クラシックなどのテイストを意識したデザイン設計を行うことが、商品の価値をより一層引き立てるポイントです。

コスト・費用

コスト・費用に目を向けるのも重要なことです。形状、印刷方法、表面の仕上げ加工の有無、さらには発注ロット数によっても金額は大きく異なります。例えば、特殊印刷や箔押し、エンボス加工などを取り入れると高級感は増しますが、その分コストも上昇します。

また、製作業者によって得意分野や価格体系が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することも重要です。パッケージにこだわることは商品の魅力を高め、ブランド価値を向上させる有効な手段ですが、過度な投資は利益を圧迫する恐れもあります。

適正なコストで最大限の効果を得るためには、初期段階から予算と目的を明確に設定し、コストを意識しながら計画的に進めることが大切です。

オリジナルの紙管パッケージを製作するなら

オリジナルの紙管パッケージを製作するなら

オリジナルの紙管パッケージの製作をご検討中であれば、企画からデザイン、製造、検品、アッセンブリまで一貫対応できる「トップウェル」にぜひご相談ください。1912年に創業以来、100年以上にわたり培ってきた経験と技術力をもとに、幅広い業界のパッケージ製作を手掛けてきた実績がございます。

長年のノウハウに基づいた高品質な仕上がりと柔軟な対応力で、多くのお客様から高い評価をいただいております。

トップウェルでは、社内に専任デザイナーが在籍しており、素材や形状の選定からデザイン提案までトータルでサポート。商品の世界観やブランドコンセプト、目的を踏まえたデザイン設計で、見た目の美しさと実用性を両立できます。国内外に300社以上の提携工場があり、複雑な構造や異素材の組み合わせなど、他社では難しい特殊仕様にも柔軟に対応可能です。

また、小ロット・短納期での製作にも柔軟に対応しており、初回試作や限定商品のパッケージなど、用途に合わせた最適なご提案ができます。さらに、リボン・シール・ノベルティ・什器といった副資材のご提案も可能です。

トップウェルの詳細はこちら

【紙管パッケージ】取扱製品

平巻きカール・サークル型
天面がくるっとカールした、丸みのある柔らかな印象のサークル型紙管です。高級感があり、ギフトボックスやコスメ、アクセサリーなどのパッケージに最適です。天面窓付きやサイドクリア仕様などのカスタマイズもできます。

平巻きカール・オーバル型
楕円形のフォルムが特徴のオーバル型紙管で、上品さと個性を両立したデザインです。ブライダルギフトや限定商品のパッケージなど、特別感を演出したい場合におすすめ。カール仕上げにより、柔らかな印象と開けやすさを両立しています。

平巻きフラット・サークル型
天面がフラットなシンプルデザインのサークル型紙管です。印刷や素材の組み合わせによって、ナチュラルにもモダンにも仕上げることができ、汎用性の高い仕様です。食品、雑貨、コスメなど幅広い用途で使用できます。

平巻きフラット・オーバル型
スタイリッシュでおしゃれな印象を与えることができるオーバル型紙管です。滑らかな曲線が上品な雰囲気を醸し出し、お菓子のアソートボックスやギフトセットなどにも適しています。サイズや印刷色によって、高級感のある仕上がりにもアレンジ可能です。

スパイラル
強度と耐久性に優れたスパイラル巻きの紙管です。用途に応じて長さを調整でき、ポスターや食品、ワインなどの筒型パッケージに最適です。側面の強度が高く、輸送時の保護性にも優れています。外装印刷や箔押し加工などでブランドイメージを引き立てることも可能です。

東京ショールームについて

東京本社にはショールームを併設しており、豊富なサンプルを実際にご覧いただきながらご相談いただけます。

見学をご希望の方は、ぜひお気軽にお電話やお問い合わせフォームからご予約ください。

【東京本社】
〒110-0015 東京都台東区東上野1-14-10
TEL:03-3834-5941

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紙管パッケージについて

紙管パッケージは、ギフト・コスメ・食品など幅広い分野で活用されています。環境に優しい紙素材を使用し、印刷や加工の自由度も高く、商品やブランドの魅力を伝えやすい点が魅力です。

製作時には、用途に応じた形状や巻き方の選定、デザインと機能性の両立が重要です。オリジナル紙管パッケージを製作する際には、デザインから製造まで一貫対応できる実績ある専門業者に依頼することで、品質・コスト・納期のすべてを最適化できます。

オリジナルの紙管パッケージの製作をご検討中の場合にはぜひ参考にしてください。

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