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コラム COLUMN

2025.10.30

【パッケージ 】スリーブとは?特徴や製作時のポイントを解説

【パッケージ 】スリーブとは?特徴や製作時のポイントを解説

製品の印象やブランドイメージに大きな影響を与えるパッケージ。店頭での見え方や開封時の体験を意識することで、商品の魅力を高めることができます。

今回の記事では、パッケージの「スリーブ」に焦点を当て、活用するメリットをはじめ、スリーブ式パッケージ製作時のポイントなどを解説します。高級感のあるパッケージを活用したい場合には、ぜひ参考にしてください。

パッケージのスリーブとは?

箱の外側を包むようにかける帯状のカバーを指します。単体では使用せず、本体パッケージと組み合わせて使用します。紙や透明PET材など、用途やデザインに応じて様々な素材が用いられ、箔押しや印刷によってブランドロゴや商品名、イメージ写真などを入れることも可能です。

特徴・メリット

構造から上質さを感じられ、シンプルながらも高級感を演出できる点が大きな特徴です。スリーブ部分の厚みや質感、印刷・加工の工夫によって、商品・ブランドの世界観をより引き立てることもできます。特にギフト商品や高単価商品のパッケージでは、開封前から特別感を伝えることが重要になります。

また、スリーブは外側から箱を固定するため、輸送途中に箱が開いたり、破損するのを防ぐ実用的な側面もあります。

さらに、スリーブを差し替えるだけでデザインを変更できるため、パッケージを一から作り直す必要がないといったメリットもあります。コストを抑えながら、季節限定デザインやキャンペーン用など、幅広いデザインのパッケージを用意することが可能です。

スリーブ式パッケージ製作時のポイント

スリーブ式パッケージ製作時のポイント

スリーブ式パッケージの製作時のポイントを「素材」「形状」「色・デザイン」「コスト・費用」に分けて解説します。

素材

主に使用されるのは紙素材ですが、その中でも種類によって、質感や見た目の印象が異なります。高級感を重視する場合は、マット調の厚みのある紙や高品質な紙を用いると、しっとりとした上質な印象を与えることができます。一方、コストを抑えたい場合は、薄手の紙やリサイクル紙などを選ぶことで、価格を抑えながら環境にも配慮したパッケージが実現します。

また、紙以外にもプラスチックやPET素材を採用するケースもあります。透明スリーブにすることで中身が見えやすくなり、商品のビジュアルを活かした演出も可能です。何より商品コンセプトやブランドイメージに合った素材を選ぶことが重要です。

構造・形状

商品のサイズや使用目的に応じた最適な形状・構造を選ぶことも重要です。基本的には、箱やケースの外側にスライドして装着する「差し込み型」が一般的です。このタイプは食品や化粧品、雑貨など幅広い商品で用いられています。

商品の一部を見せたい場合には「窓付きスリーブ」や「穴開け型」などが適切です。中身のデザインや素材感を活かしながら、ブランド名やロゴだけを印刷して洗練された印象を演出することもできます。

高級ギフトや限定商品向けでは、引き出し式や二重構造タイプを採用することで、開封時の体験価値を高めることもできます。商品の魅力を最大限に引き出すためには、用途と演出効果を意識した設計が求められます。

色・デザイン

パッケージにおける色・デザインは、商品の印象を決定づける重要な要素の一つです。スリーブは本体パッケージの上から覆う構造のため、色使いやデザインの工夫で全体の印象を大きく変えることができます。例えば、高級感を演出したい場合は黒やネイビーなどの深みのある色に箔押しやエンボス加工を施すことで、上質で洗練された印象を与えられます。

一方、親しみや温かみを重視する商品では、クラフト調や柔らかいパステルカラーを用いるのが効果的です。ブランドのロゴやキャッチコピーの配置バランスも重要で、消費者の目を引く訴求力を高めるポイントになります。

コスト・費用

費用やコスト面を意識するのも重要なことです。スリーブは箱の蓋を取り除くことによって、比較的安価に製作できる一方で、用紙の種類・印刷方法・加工内容・発注数量などによって費用は変わってきます。

高級感を出すために厚紙や高級紙を使用したり、箔押し・エンボスなどの特殊加工を施したりすると、単価が上がります。

また、発注ロットもコストに直結し、小ロットでは単価が高くなりがちです。予算や目的を明確にし、複数の業者から見積もりを取って比較することが、コスト最適化の第一歩といえるでしょう。

スリーブ式パッケージを製作するなら

スリーブ式パッケージの製作をご検討中であれば、企画からデザイン、製造、検品、アッセンブリまで一貫対応できる「トップウェル」にご相談ください。1912年の創業以来、100年以上にわたり培ってきた経験と技術力を強みに、国内外の多くの企業様から高い評価と信頼をいただいております。

社内には経験豊富なデザイナーが常駐しており、商品や目的に適した素材選定や形状設計はもちろん、世界観や魅力を最大限に引き出す提案を行っています。国内外にある300社以上の提携工場とのネットワークを活かし、複雑な形状や特殊仕様にも柔軟に対応可能。小ロット・短納期のご要望にもできる限り対応しています。

なお、パッケージ本体に加えてリボンやタグ、什器、ノベルティといった副資材もトータルでご提案でき、店舗演出からギフト展開までサポートが可能です。エコ素材を活用した環境対応型パッケージの提供にも力を入れており、サステナブルなブランドづくりもサポートできます。

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東京ショールームについて

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東京本社にはショールームを併設しており、豊富なサンプルを実際にご覧いただきながらご相談いただけます。

見学をご希望の方は、ぜひお気軽にお電話やお問い合わせフォームからご予約ください。

【東京本社】

〒110-0015 東京都台東区東上野1-14-10

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製作事例

製作事例

オンデマンドプリントによるフルカラー印刷のスリーブ式紅茶ギフトパッケージです。スリーブ部分に鮮やかな幾何学模様を施し、側面から見える内箱(身箱)のカラーと組み合わせることで、シンプルな形状ながらも華やかで印象的なデザインに仕上がっています。

フレーバーごとにデザインを変えられる点も特長で、シリーズ展開や数量限定ギフトなど、バリエーションを重視する商品のパッケージに最適です。オンデマンド印刷であれば、小ロットでもコストを抑えつつ高品質な仕上がりを実現できます。

【パッケージ 】スリーブとは?特徴や製作時のポイントを解説

「四季の彩り」を表現したギフトボックスのパッケージ事例です。スリーブ部分には円形や十字型の窓を設け、中に入れるアイテムの色や模様が覗くデザインになっています。春は桜、夏は青空、秋は紅葉、冬は雪景色といったように、商品を入れ替えるだけで季節の移ろいを感じさせるパッケージ演出ができます。

同一の形状をベースに、スリーブのカラーと中身のデザインを組み合わせてアレンジすることで、コストを抑えつつ多彩な展開が可能です。季節ごとの限定感を演出できるため、ギフト商品や店舗ディスプレイにも最適。上品で洗練された印象を与えるデザインでありながら、実用性とコストバランスに優れています。

製作事例

パール調の用紙にフルカラーのオンデマンド印刷で果物の模様をあしらい、やわらかな光沢と上品な印象を演出しています。スリーブBOXには丸窓を設け、カラフルなゼリーの色がちらりと見える仕様にすることで、ワクワク感を生み出しています。

小ロットでも高品質な印刷が可能なため、季節限定商品やイベントギフトにも最適です。

パッケージのスリーブについて

スリーブ式パッケージは、シンプルな構造でありながらデザイン性と機能性を両立できるパッケージ形態です。スライドして中身を出し入れできる構造のため、開封体験を楽しみやすく、商品価値を高める効果があります。

また、既存の箱や容器にスリーブを掛けるだけで高級感や統一感を生み出せるため、ギフト商品やシリーズ展開にも最適です。素材や形状、デザインの工夫も可能で、幅広いアレンジができます。商品・ブランドイメージを引き立てることができるパッケージ形態ですので、ぜひ活用してみてください。

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