コラム COLUMN
2025.11.14
お酒用パッケージをオリジナル製作するなら!ポイント・注意点を解説
お酒を販売する際には、用途や目的に合ったパッケージが欠かせません。たとえ商品そのものの品質や味が優れていても、パッケージがいまひとつだと、その魅力が十分に伝わらないことがあります。
今回の記事では、お酒用のパッケージをオリジナルで製作する際のポイントや注意点などを解説します。オリジナルパッケージの製作を検討されている方や、ご興味がある方はぜひ参考にしてください。
お酒のパッケージの重要性
お酒に限らず、商品のパッケージは、単なる容器や保護材ではなく、商品の魅力を伝える重要な要素の一つです。消費者が商品を手に取る際、最初に目にするのはパッケージであり、商品・ブランドの世界観や品質、用途を伝える手段となります。
また、贈答用や観光地の土産品などでは、「高級感」「地域性」「特別感」を演出する手段としても欠かせません。デザイン性だけでなく、輸送時の安全性や保管のしやすさといった実用性も重視されるため、企画段階からの適切な設計が大切です。
一般的なお酒のパッケージは?
一般的なお酒のパッケージとしては、瓶用の紙箱・木箱・ギフトボックス・スリーブケースなどがあります。日本酒や焼酎では風合いのある和紙調や桐箱などが好まれ、ワインやウイスキーでは高級感を演出できる貼箱や化粧箱などが採用されることが多いです。
ダンボール製やクラフト素材のパッケージも一般的です。用途やターゲット層に合わせて、素材・形状・印刷方法などを選定することで、より効果的な商品演出が可能になります。
お酒用のオリジナルパッケージを製作する際のポイント

お酒用のオリジナルパッケージを製作する際のポイントを「素材」「サイズ」「デザイン」「価格・費用」に分けて解説します。
素材
パッケージの素材は、見た目の印象だけでなく、商品の保護性やブランドイメージ、さらには環境への配慮にも大きく関わる重要な要素です。適切な素材を選ぶことによって、商品の価値をより高めることができます。
高級感を重視する場合は、厚みのある紙箱や貼箱、木箱などが適しています。特に桐箱や木製ケースは、贈答用や限定品などによく使用され、上質さや特別感を引き立てることができます。
一方で、コストを抑えたい場合や大量生産に向いているのは、クラフト紙や段ボール素材です。最近では、リサイクル素材や環境に優しい紙を採用するケースも増えています。商品コンセプトやターゲット層、利用シーンに合わせて、機能性とデザイン性の両面から最適な素材を選定しましょう。
サイズ
サイズは、商品の形状や容量に合わせて設計するのが基本です。日本酒やワイン、ウイスキーなど、同じ「瓶タイプ」でも高さや太さが異なるため、既製品の箱に合わせるのではなく、ボトル寸法に合ったサイズ設計が求められます。
また、贈答用セットや限定品などでは、複数本をまとめて収納できるギフトボックスタイプも人気です。その場合は、瓶同士がぶつからないように中仕切りを設けたり、緩衝材を配置したりすることで、輸送時の破損を防ぐことができます。
サイズが大きすぎると無駄なスペースが生まれ、見た目の印象やコストにも影響します。逆に小さすぎると出し入れが難しくなるため、「見栄え」「実用性」「保護性」のバランスを意識した設計が重要です。
デザイン
パッケージデザインは、商品の第一印象を決める重要な要素です。商品・ブランドの世界観やコンセプトを伝えるだけでなく、ターゲット層に訴求するメッセージ性も求められます。例えば、日本酒であれば「伝統」「上品さ」「和の趣」を表現することが多く、ワインやクラフトビールなどでは「モダン」「個性」「カジュアル」といった印象を与えるようなデザインを採用することが多いです。
また、印刷や加工方法によっても印象は大きく変わります。箔押しやエンボス加工を施すと高級感が増し、マットラミネート仕上げを採用すれば落ち着いた上質さを演出できます。デザインを考える際も、商品コンセプトや販売シーンなどを意識しましょう。
価格・費用
製作費用は、素材・サイズ・デザイン・ロット数などによって大きく異なります。一般的には紙箱や貼箱などのパッケージで1個あたり数百円〜、木箱などの高級仕様では1,000円を超えることもあります。大量発注を行う場合は、単価を抑えられる一方、少量生産では初期費用(型代・版代など)が発生する点に注意が必要です。
また、特殊印刷や箔押し、窓付き構造などを取り入れると見た目の高級感は高まりますが、その分コストも上がります。製作前には「どの層にどの価格帯で販売するか」を明確にし、デザインとコストのバランスを取ることが重要です。目的に応じて、既製品を活用しつつ一部をオリジナル化するなど、柔軟な製作を検討しましょう。
製作を依頼する業者を選ぶ際の注意点

パッケージの仕上がりや品質は、依頼する業者の経験や対応力によって大きく変わります。見た目の美しさだけでなく、輸送中の破損防止や保存性なども考慮する必要があることから、適切な業者に依頼する必要があります。
業者選びを間違えると思わぬトラブルや品質低下につながることがあります。例えば、印刷精度が低く発色が悪かったり、素材の強度が不足していて輸送中に破損してしまうケースも考えられます。そうした不具合は見た目の印象を損ねるだけでなく、企業・ブランドイメージにも悪影響を及ぼしかねません。
また、打ち合わせ時の説明不足や確認ミスによって「完成品の色味が違う」「サイズが合わない」「納期に間に合わない」といったトラブルが起こることもあります。特に下請けや外注に依存している業者では、工程管理が複雑になりやすく、品質が不安定になりがちです。
業者を選ぶ際のポイント
業者を選ぶ際は、まず「実績」と「対応力」を重視しましょう。これまでにどのような業界や種類のパッケージを手掛けてきたかを確認することで、仕上がりの品質をある程度見極めることができます。
また、担当者との相性や、やり取りのスムーズさも重要です。打ち合わせの段階で質問に的確に答えてもらえるか、デザインや素材の提案が適切かなどを確認しましょう。さらに、見積もりを比較する際は価格だけに注目せず、納期管理やアフターフォロー体制も含めて総合的に判断することが大切です。
適切な業者であれば、製作中のトラブルにも柔軟に対応し、納品後のサポートまで丁寧に行ってくれます。
お酒用のオリジナルパッケージを製作するなら

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経験豊富なデザイナーが常駐しており、素材や形状の選定から商品・ブランドコンセプトに沿ったデザイン提案までを丁寧にサポートしております。国内外にある300社以上の提携工場とのネットワークを活かし、紙箱・木箱をはじめ、多様な素材や特殊加工にも柔軟に対応し、小ロットや短納期の相談にもできる限り応じています。
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お酒用パッケージをオリジナル製作するなら
商品パッケージは、商品の魅力を伝えるだけでなく、ブランドの世界観や品質イメージを左右する重要な要素です。オリジナル製作する際には、素材・サイズ・デザイン・価格などを意識することが大切です。また、依頼する業者によっては仕上がりに差が出る点も頭に入れておきましょう。
経験・実績が豊富で、適切な対応をしてくれる業者を選ぶことで、イメージ通りのパッケージを実現できる可能性が高まります。お酒用パッケージのオリジナル製作を検討している場合にはぜひ参考にしていただければと思います。またご質問・ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。



