コラム COLUMN
2025.06.24
【化粧品用パッケージ】デザインや製作時のポイント・注意点を解説

化粧品の魅力を引き立てるうえで、パッケージは非常に重要な要素です。パッケージの形や色、質感といった第一印象が、その商品の価値を大きく左右します。
そのため、化粧品を販売する場合には、パッケージにもこだわりを反映させる必要があります。今回の記事では、化粧品用パッケージのデザインを考える際のポイントや、その他、製作時の注意点、依頼する業者の選び方などを解説します。
また、弊社のサービスもご紹介しますので、ご興味がございましたらぜひ最後までご覧ください。
化粧品のパッケージデザインの重要性
化粧品は、その効果や成分だけでなく、コンセプトや世界観によって選ばれることも多い商品です。消費者が商品に初めて触れるのは店頭やECサイトでの「パッケージ」であり、その第一印象が購買意欲を左右するといっても過言ではありません。
パッケージは単なる容器や包装ではなく、商品やブランドの価値観やメッセージを伝える大切なツールです。デザインの良し悪しは、信頼感や顧客ロイヤリティにも影響します。そのため、化粧品の販売においてパッケージデザインは商品開発と同等に重要な要素といえるでしょう。
【化粧品用パッケージ】デザインや製作時のポイント・注意点
化粧品用のパッケージデザインを考える際のポイントや、その他、製作時に注意すべきことなどを解説します。
デザインのポイント
見た目の美しさだけでなく、ブランドの世界観や商品コンセプトをいかに表現するかが重要なポイントになります。ターゲットとなる年齢層や性別、使用シーンに応じた色、フォントなどを的確に選ぶことで、商品をより強く印象づけることができます。
特に「手に取りたい」と思わせるような第一印象を与えることが重要です。ただし、10代・20代向けのカジュアルなプチプラ商品と、30代以降を対象とした高級スキンケア商品では、適したデザインが大きく異なります。価格帯や販売方法(店頭・ECなど)を踏まえたデザイン設計が求められます。
また、デザインの方向性に応じて、箔押しやエンボス、パール加工などの特殊加工を施すことで、より高級感や個性を演出できます。適切な紙質や形状の選定も欠かせません。デザインだけでなく素材や構造も含めて一体的に考えることが、化粧品パッケージの製作においてのポイントです。
その他注意点
化粧品用のパッケージを製作する際には、デザインだけでなく機能性や法規制、環境への配慮などの要素も念頭において、総合的に判断する必要があります。まず、薬機法に準じた成分表示や製造販売元の記載など、法定表示を正しく行うことが基本です。また、輸送時や店頭陳列時に箱がつぶれたり破損しないよう、耐久性への配慮も重要です。
さらに、箱のサイズや形状が内容物と適切にマッチしていないと、移動中に容器が傷ついたり、逆に圧迫されることでトラブルにつながる可能性もあります。内部に仕切りを設けるなど、製品保護の観点からも工夫が求められます。
加えて、近年は環境への配慮も重要視されており、過剰包装を避けることや、環境負荷の少ない素材を選定することも求められています。適正なサイズ・構造で資材の無駄を省きつつ、リサイクル性を考慮した素材を使用することで、ブランドのサステナビリティに対する姿勢を示すことができます。
パッケージ製作を依頼する業者の選び方
化粧品用のパッケージを製作する上で、適切な業者に依頼することが何より大切です。ブランドの世界観や商品価値を表現する必要のある化粧品では、デザインを含めた細部へのこだわりが問われます。そのため、単に製造ができるだけでなく、デザインの提案力や品質を視野に入れて業者を選ぶことが大切です。
業者を選ぶ上でまず注目すべきは、過去の実績や経験、専門性です。化粧品や美容関連分野の経験が豊富な業者であれば、適切な素材選定や、ターゲット層に合わせたデザイン・演出方法などの提案が期待できます。
対応力や柔軟性も重要な部分です。デザイン企画から印刷、加工、納品までをワンストップで対応している業者であれば、スムーズに依頼でき、突発的な変更や短納期などの要望にも柔軟に対応してもらえる可能性が高まります。
見積もりの妥当性とコミュニケーションのしやすさも重要なポイントです。費用構成が明確で、不明点にも丁寧に答えてくれる姿勢であるかどうかは、信頼関係を築く上での土台となります。業者選びは、パッケージ製作の成否を左右する重要な要素ですので慎重に行いましょう。
化粧品用のオリジナルパッケージを製作するなら
化粧品用のオリジナルパッケージの製作をご検討中であればぜひ弊社「トップウェル」にご相談ください。
トップウェルとは?
パッケージの企画・デザインから製造・納品までを一貫して手がけているトップウェルでは、社内に経験豊富なデザイナーが常駐しており、素材選びや構造設計はもちろん、ブランド・商品の世界観やコンセプトに合わせたデザイン提案まで幅広く対応しています。
国内外300社以上の提携工場とのネットワークを活かし、特殊形状や複数素材の組み合わせなど、難易度の高い仕様にも柔軟に対応しており、小ロットや短納期といったご要望にも、可能な限りお応えしています。
パッケージ本体に加え、リボン・シール・ノベルティ・什器類などの副資材も一括でご提案できるため、商品販売をトータルでご支援可能です。また、2カ所の物流センターでは検品やアッセンブリにも対応し、納品まで安心してお任せいただけます。
東京本社には多数のパッケージサンプルを展示したショールームを併設しており、実物を見ながらご相談が可能です。初めての方でも安心してご相談いただける環境づくりを心がけています。
見学をご希望の際は、お電話またはお問い合わせフォームから事前にご予約ください。
主な取り扱いパッケージ
形状・素材の異なるパッケージを豊富に取り扱っておりますので、様々な用途・ブランドコンセプトに対応可能です。「貼り箱」タイプには、スタンダードなかぶせ式をはじめ、インロー式、BOOK式、丁番式、引き出し式、2段スライド式など、構造の異なる種類があります。
また、丸型・楕円型の「紙管」タイプには、サークル・オーバル形状などがあり、「組立箱」や、PET素材、ダンボール素材の箱もございます。
その他、木の温かみを活かした「木工ケース」など、高級品や特別な贈答品にふさわしいパッケージも多数取り揃えています。
スローパッケージについて
弊社では、環境に配慮した素材を使用したパッケージも扱っております。「できるだけゴミとして捨てさせない」という新しい価値観を体現したパッケージの形です。自然に還る素材やアップサイクル原料を使用し、CO2や廃棄物の削減に貢献しながらも、スタイリッシュで手元に残したくなるような美しさと温かみを兼ね備えています。
古紙100%のパルプモールドをはじめ、バガス・バンブー紙、環境対応の組立箱・貼り箱、卵殻・茶殻・とうもろこしなどの廃材を活用したアップサイクル素材、再利用可能な縫製アイテムやリサイクルリボンなどがございますので、ご興味がございましたらぜひ詳細をご覧ください。
化粧品用パッケージの製作を検討されている方へ
化粧品のパッケージは、商品の魅力やブランドイメージを伝える重要な要素です。見た目の美しさだけでなく、ターゲット層や使用シーンに合わせたデザイン、機能性、素材選びが求められます。また、製作時には法令遵守や扱いやすさや、耐久性などへの配慮も欠かせません。
理想のパッケージを製作するには、実績・経験があり、提案力のある業者に依頼することが重要です。
化粧品用パッケージの製作を検討されている方は、ぜひ参考にしていただけれにしていただければと思います。